好きって、伝えたら



もうすぐ冬休み始まるのに…


そう思った瞬間、開けていた夕空のLINE履歴が動いた。



「へ?」


『お?』



二人して画面を見るとそこには…


今日、放課後 話し合おう


という文字だけが送られてきた。



『ははっ、お前らどんだけ似てんだよ!』


「わ、笑わないでよ!」


『やっぱ折れるのはあいつの方か。』


「…」


『ま、凛時と付き合ったら大変そうやけどなー』



そうニヤリと笑う創。


ったくもう!人のことをバカにして!!


とは言っても、このツンツンする性格…

少しは直さなきゃ、最悪の場合

別れる…こと…に…………?



「えぇ!?」


『な、何どうしたん?』


「こ、こここれって…別れようって言われるんじゃ…」



小さな声で言うと創は顔を顰めた。


ということはその可能性も大いにあるということを指す…



「そんな…」



取り返しのつかないことをしてしまった…





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