好きって、伝えたら
ダメ…もっと、好きになるから。
これ以上は…ダメだ。
《《ピロリン…》》
「待って、今時間…」
LINEの通知が鳴って、時計を見ると時刻は21時を回っていた…
『もう21時か…』
ゆっくり身体を起こして、寂しそうにアタシをみつめる夕空の瞳が胸に突き刺さる…
頬に手を伸ばされて…
思わず、涙が零れ落ちた…
『は?ちょ…凛時?』
「ごめん…アタシ…夕空とずっと居たくて…今日は離れたくない」
離れたくないよ…
今日ぐらい、ずっと傍に居たい。
夕空に触れていたい…