好きって、伝えたら
アタシ、授業大丈夫かなぁ…
『俺もいるんやけど?』
「へっ!?」
右隣を見ると創がアタシをジッと見た。
良かった!
本当に良かった!
これで隣が美湖ちゃんならきっと学校が憂鬱になるところだった。
『なんで俺には嫌そうな顔で、中下には満面の笑な訳?』
左隣を見れば、ブスっとした顔でアタシを睨む美眞。
な、それは美眞もでしょうが!?
小さな事でイライラしそうだ。
「別に。」
『あっそ。』
ホントは言いたいよ。
アタシにも笑顔を見せてって。
だけど、無理。
今は…ね。