好きって、伝えたら
はいはい、アタシはフリーですよーだ。
別に、羨ましくなんか…ない。
でも、浴衣着ての夏祭りデートは憧れるかな…
美眞は浴衣姿の美湖ちゃんを優しく手を引いて、しっかりリードするんだろなー。
夏休み、ほんとどうしよう!
計画0だったりしないよね!?
『まぁ、凛時寂しくて泣くなよ?』
「は!?
別に創が居なくても泣かないし!」
そのニヤリ顔腹立つ!
みんな彼女には優しい笑顔を見せるんだ。
あ〜…考えるのはよそう。
このモヤモヤの気持ちが消えないまま、5限目が始まった。