好きって、伝えたら




でも、やっぱり来てしまった。


《キーンコーンカーンコーン…》


6限目終了のチャイムを聞き、みんなすぐに教室を後にした。


クラスにはアタシと美眞の2人…


今すぐにでも帰りたい。




『なぁー、神代。』


「…何?」




帰りの支度の用意をしていたら、アタシの前の席に腰を降ろした美眞。


ぶつかった視線を思いっきり逸らした。


どうしてこっちに来るの!?




『俺、お前になんかした?』




うっ…


して…ない。





『そんなに、俺と同じ委員嫌?』


「べ、別に…嫌…じゃない」




…はぁ!?


今、アタシなんて言った!?


嫌です!嫌です!
今すぐにでもペアを変えてください!





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