未来の旦那様~ seven of the prince ~
そうすると彼は、また寝転がり、私の膝に頭を乗せてきた。



「えっ、なんですか」


「良いだろ、別に、将来的に嫁になってくれるんだろ」


「決まったわけでは……、それに、私、
あなたの名前を知らないんですが」


「あぁ、名乗って無かったか。
永瀬 諄(ナガセ マコト)高校三年」



えっ、永瀬って……。



「俺に合う前にあの女好きとあってきたんだろ」


「女好き?」


「あいつは女たらしだから、キスでもされたか」


「キスなんてされてませんよ」



諄さんは、少し驚いた顔をして、
珍しいと言っていた。


「あの、潤さんと諄さんはどういう」


「あいつの母親のことは知ってるか?」


「スウェーデンの方だと」


「俺とあいつは、腹違いの兄弟
あいつの方が先に産まれてる」



また、余計なことを聞いてしまった。



「それより、お前はもう少し師匠を見習うべきだ、そうすれば良い膝枕になれる」


「良い膝枕って……。
そう言えば、諄さんって何かされてる方なんですか?」


「一応、役者」


「素敵な職業ですね」



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