未来の旦那様~ seven of the prince ~

六人目の王子様

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そこには、なぜか

ウエディングドレスと複数のベールが

置いてあった。



光が指し、純白のウエディングドレスの美しさは更にましていた。


思わず、触れてみたくなった。



「駄目ですよ」



私の手が優しく大きな手に包まれた。



「あっ、ごめんなさい。
とても綺麗だったから」


「そうですか、褒めて貰えて嬉しいです。
でも、このドレスに一番最初に直に触れる女性は花嫁では無くてはいけませんから」



そういい終わると、手を離された。



「このドレスは、全部お一人で」


「はい、オーダーメイドのものに関しては
全部、この手で――」


「そうですか、とても綺麗で美しいです」


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