未来の旦那様~ seven of the prince ~
何て、言われて、この学園の前に居るわけだ。


先ずは、理事長室に行けと
晴次さんに言われたから、言ってみよう。




      理事長室へ


ドアを叩いた。


『どうぞ』


部屋へ入ると、


「よく来たね、灯皇学園にようこそ」


「清宮さん!?」



清宮 直己 (キヨミヤ ナオキ)   42歳


清宮さんと、父が仲が良かった為
幼い頃からお世話になっていた。



「あいかちゃん、久しぶりだね」


「はい、お久しぶりです」


「晴次から聞いてるよ。
さぁ、此方に座って」



清宮さんが、優しくエスコートしてくれた。

昔から、よくモテる人で、
スタイルもよく、頭もキレる、

結婚してないのが不思議なくらいだ。



「早速、本題に入るね。

七人の生徒達は、別の部屋で待機して
貰っている。

彼らは、この学園で七人の王子様と
いられるほどの人気がある。

それと、各分野で秀でている人達だ。

直ぐに気に入ると思うよ」



優しく笑いかけてくれた。



「でも、私が灯皇学園に入っていいんですか?
秀でた才能何て無いですよ」


「あいかちゃんの才能は、誰とでも、
仲良く出来ることだと思うよ

それに、平等に扱ってくれる所とか」


「どういうことですか?」


「分からないくらいがちょうど良いのかも
知れないね」



清宮さんの考え方がよく分からない……。



「まぁ、僕と話すよりか。
彼らと話した方が早そうだから、
早速、会いにいっておいで」


「はい」


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