Bifore☆Afterな彼。


《仁side》



優葉が首を振ってくれた。



物凄くホッとした…



ヤベ…



優葉の潤んだ目みたら
目が熱くになってきた...



でも俺は…



最後まで泣かないで、
最後まで隠さないで、



キチンと言わなきゃなんねぇ。
それが俺の責任の取り方。
俺の義務だ。




「優葉…いっとくけど
病気とかじゃねぇぞ」



『うん…』



テレビはちょうど俺がインタビューを受けてるシーン。



「なぁ、このサッカー選手の名前知ってるか??」


『でも…まだ話..』



「いいから。」



『仁と同性同名の
坂上仁だよね!?
高校生でサッカー選手で
モデルも少しやってる...』




少しも気づかないか…

まぁ、仕方ねぇよな…



俺は後ろをむいて
メガネを外して、
サッカー選手の
仁の髪型に髪を軽く崩した。


そして、俺は…




「優葉、俺を見て。」




本当の仁の姿を優葉に…
Afterの方の仁を…



『仁??…えっ!?』



優葉に見せた―…。


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