恋melody.
「でも…明日はなぁ…」



俺は悩んだ…花梨を連れて行こうか…



でも、実際俺は5時起きなわけで…


花梨を連れて行くのは非常に厳しい…




花梨は泣き止まない。




「花梨……何も出来ないにぃちゃんで…ごめんな」



俺は謝るしか無かった。



だって、今の俺には泣き止まない花梨をあやして一緒に寝てやることぐらいしか出来ない。





「うわぁぁぁん…嫌だよ…お兄ちゃん」



花梨…



俺は泣いてすがってくる花梨をほっておけなかった。




「明日は…出来るだけ早く帰ってくるから」



「……………グスン」




「母さんも父さんも仕事で家にいないし夜中まで2人とも帰って来ないから…な?」


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