【短編】俺が好きにさせてやるよ~Valentine love♡~
もし、このチョコレートを
好きだと伝えて渡したら…
先輩には受け取ってもらえない。
渡したく…ないな…
あたしは初めての感情に戸惑いながら、
キッチンを片付け、
荷物を持ち部屋へ戻った。
……
「このチョコレート…どうしよう。」
好きになってしまった…。
絶対ありえないとか思ってたけど。
「…あー悔しい…!」
凄く悔しい…。
そう思いながらベッドへ潜ると
ケータイが鳴る。
【なんで、俺楽しみだよ。】
素直な先輩の言葉は今のあたしには
とても酷だ。