【短編】俺が好きにさせてやるよ~Valentine love♡~
「ただいま…ー」
「おかえりー!」
迎えてくれるのは
明るい性格のお母さん。
「あれ?寄り道したの?
珍しいわね!あ、ご飯で来てるよ!
服着替えてらっしゃい!」
「あ、うん、はーい」
あたしはお母さんにそう言われ部屋に戻り、
部屋着に着替える。
買ってきた雑誌をテーブルの上に置いて
リビングへ戻った。
その途中、
バレンタインデーの事を考えていた。
あと2日後にあるバレンタインデー。
今日を抜いてあと2日でしょ?
間に合うわけ無い…
作ったことないし……
半ば諦めながら
リビングへ入る。
「おかえりなさい、」
「ただいまー」
リビングへ入るとそう声をかけてくれたのは
お母さんとは正反対の寡黙なお父さん。
「寄り道したんだってな、珍しい」
「そうかな?
欲しい本あっただけだよ」
と答え、食卓に並ぶご飯を見て
美味しそうー!といい、席についた。