キミと私の物語【涙】
それから数時間後、私は2組の教室へと向かう。

私の席は窓際の1番後ろの席。

楓花は窓際から3列目の後ろから2番目。

普通こう言うのって名前順じゃないの…?


「あ、君が春山紗菜さん?」


右側から聞こえた声に私は首を動かす。

隣にいたのは、他でもない佐々木くんだった。

偶然と言うかなんと言うか…。


「おーい?聞こえてんの?」


私の顔の前でわざとらしく手をふる。

ハッと我にかえる私に彼は物凄く笑っていた。


「ハハッなにその顔」


入学式早々、なんだか色々ありそうです…。
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