先生…大好きだよ
ガラ


「唯!」


俺はノックをすることなく、


病室のドアを開けた。


唯はベットの上で眠っていた。


「先生…。」


唯の横にはお母さんがいた。


俺はお母さんに駆け寄り、

「お母さん、唯は大丈夫なんですか!?」


「えぇ、打撲ですんだようです。」


「…良かった…。」


俺は唯の顔をさわり、


唯、早く目を覚ましてくれ。


そしてまた前みたく笑ってくれと心の中で思った。


しかし唯は5日たっても目が覚めなかった。
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