先生…大好きだよ
「じゃぁ、また明日学校でな。」


「はい、さようなら。」


私は車から降り家に入ったと同時に、


先生の車が走って行く音が聞こえた。


私がちゃんと家に入って行くのを確認してから先生は帰ったのだ。


私はできれば無くした記憶を思い出したい。


でも思い出そうとすればするほど、


頭痛がしてきて思いだせないのだ。


私はどうしたらいいのかわからずにいた。


ちゃんと記憶を思い出せる日が来るのだろうか。


記憶はないのだが、


なぜか先生の悲しい顔は見たくないのだ。


その日の夜ベットに入ると疲れていたのか、


すぐに深い眠りについたのだった。
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