先生…大好きだよ
それからはもう2度とこんな辛い恋はしないと思った。


幻滅したでしょ?」


和弥さんが笑って言ってきた。


「何で…何で笑うんですか!無理して作った笑顔はやめて下さい。」


私はそう言って和弥さんを抱きしめた。


和弥さんは私の腰に手をまわして静かに泣いた。


「私は和弥さんからはいなくなりません。私じゃ和弥さんの隣にいちゃだめですか?」


和弥さんはいったん私の腰にまわしてた手を緩め、


「俺も遥ちゃんの事好きだよ。こんな俺でよければ付き合って下さい。」


私は笑顔で「はい。」と答えた。


私達は見つめ合いゆっくり顔を近づけてキスをした。
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