狂愛 ~二つの狂った果実~
文樹「蛍香さんに抱きついちゃってさ。」

文樹「ちょっと軽めの一撃食らっちゃったよ!!」

文樹は、大分頬が痛いのか少し触っていた

僕は、今すごく嬉しい気分になった。

俺があの部屋の前から消えて少ししたあと、文樹を拒んだということである。

僕は、顔に喜びを出さないように取り繕った。

沙戯斗「大丈夫か?」

沙戯斗「氷とかで冷やすか?」

文樹「いや、大丈夫だよ!!」

そんな風に文樹と喋っていたらまた扉がコンコンとノックの音がした。

沙戯斗「誰ですか?」

蛍香「沙戯斗!!」

沙戯斗「蛍香姉さんどうしたの?」

蛍香「そこに文樹君いる?」

文樹「はい、どうしました?」

蛍香「もう、怒ってないから部屋に戻ってきて…ね?」

文樹「わかりました!!」

文樹「じゃあ沙戯斗また後でな!!」

沙戯斗「あぁ~わかった。」

僕は文樹が部屋から出ていくのを見送った。

僕は、あの二人が気になり蛍香姉さんの部屋の前に行く。

聞き耳をしながら中の様子を調べてしまう。

中から声が聞こえてくる…

蛍香「さっきはごめんなさいね」
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