狂愛 ～二つの狂った果実～
蛍香「さっきは少し気が立ってて叩いてしまったの…」

文樹「いいですよ…わかってますから」

蛍香姉さんと文樹が普通に仲良く喋っていることがわかったので僕は、自室に戻った。

僕は、自室に戻って椅子に座り本を読んだ

夕御飯の時間になったので僕は、食事をしに食堂に向かった。

食堂に行くと蛍香姉さんと文樹が椅子に座り僕を待っていてくれた。

そのまま僕は、椅子に座った。

食事を終えた後、三人でお酒などを飲んだ。

蛍香姉さんは、陽気な気分になったのか

蛍香「沙戯斗私ね」

沙戯斗「うん？どうしたの？」

蛍香「文樹くんと結婚することに決めたの!!」

沙戯斗「いや、まだ出会って二ヶ月位だよ!!」

蛍香「私ね何回も結婚が無くなってその度に愛した人が死ぬのをもう見たくないの…」

沙戯斗「………」

そう言われると僕は黙りこんでしまった。

蛍香「私ねもう幸せになりたいの…」

蛍香「だからねごめんね…沙戯斗」

文樹が話に入ってきたので僕は、今空っぽの頭で話を聴いた。

文樹「ま～そんなとこだからさ…」

文樹「蛍香さんは、俺が幸せにするからさ…気にするなよ!!」

僕は、心の傷にナイフを突き立てられた感じがした。

また僕の心を抉るのか？

心のなかの自分が痛い痛いと泣き叫んでいる様に感じる…
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