狂愛 ~二つの狂った果実~
その行為は、朝方まで二人の体を結んでいた。

僕と蛍香姉さんは、そのまま部屋を出ずに眠りに落ちた…

夕方位まで寝たのか…意識がぼ~として眠い。

まだ、隣には蛍香姉さんがスヤスヤと寝息をたてていた。

沙戯斗「このまま…蛍香が僕の恋人だったらいいのに…」

そう呟きながら僕は、蛍香姉さんの頭を優しく撫でた。

蛍香姉さんは、眠りながら僕に抱きつく。

うわ言の様な寝言を言っている。

蛍香「お願い…待って…私を…一人に…しないで…」

僕は、そんな寝言を言っている蛍香姉さんを見ていると眠りながら涙を流していたので僕は、優しく拭いてあげた。

僕は、昨日の夜にしないと行けなかった事を思い出して今夜実行しないといけないと気づく…

楽しかった後は、辛いことを耐えなくては…いけないもの…

沙戯斗「今回も、頑張ろう…辛いこともこれが最後なら…頑張れる…はず…」

そんな一人言を呟いていると僕の目から涙が流れ始めた…

声をあげるのを我慢する…
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