Tokyo Dark Side
2時間が経過。

「…しぶてぇ女だ。ここまでやっても喋らねぇなんてよ」

チンピラが5人も6人もいながら、いまだ雛罌粟の口を割る事は出来ない。

雛罌粟は体を床に横たえ、豊満な胸を荒い息で上下させる。

冷たい床が肌に直接触れて寒かったが、そんなのに構っていられないくらい疲労困憊だった。

ずっとチンピラ達に責め苦を味わわされていたのだから。

「どうします?もっと続けますか?」

「当たり前だ。吐くまで続けろ。コイツの頭がおかしくなるまで責め続けろ。逃げようとするなら縛り上げたままでも続けろ」

「いっその事ウチの事務所に攫いますか?」

「ウチの事務所なら、組員が20人は集まる。全員で責めてやりゃ、絶対に堕ちますよ、この女」

「っっっ…」

20人も…?

その言葉に、ぐったりと横たわったまま、雛罌粟の白い肌が身震いする。

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