Tokyo Dark Side
少しずつKATANAとハヤブサの距離が縮まってきた。

松岡の運転するハヤブサのリアシートで、亮二はアイスピック片手に立ち上がる。

信じられない、時速100キロ以上のバイクのシートに立つとは。

「イカレてるな、どうかしてるぜ」

コルトローマンを構える耕介。

しかし松岡はハヤブサを一気に加速させ。

「オラァッ!」

片手でハンドルを握ったまま、拳を振るう!

その拳打に拳銃を弾かれてしまう耕介。

更にリアシートに立ち上がった亮二が、アイスピックを振り下ろす!

「くっ!」

両手でアイスピックを受け止める耕介。

猛スピードで並走するバイクで、両者のギリギリの攻防が続く。

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