Tokyo Dark Side
「倉本さん!」

巽と環が、少し遅れて耕介と雛罌粟が警視庁に戻ってくる。

「無事だったスか!一体何が…!」

「見ろ」

駆け寄ってくる巽に対し、倉本は先程拾ったばかりのバッジを見せる。

「鬼首…奴の指示で…?」

「まだ断言は出来ん」

先に述べた通り、鬼首會の下部組織ほど組長の鬼首に心酔し、且つ歯止めを利かせる者がいない。

下部組織の独自の判断により、この爆破を起こした可能性もある。

「目的は雪村 亮二達を逮捕された報復か?それとも警察に対する宣戦布告?」

耕介が歯噛みしながら言う。

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