Tokyo Dark Side
間合いを詰めてくる我妻。

耕介は前蹴りで距離を置く。

前蹴りは実戦においては非常に効果的だ。

攻撃の隙は小さく、与えるダメージは大きく、ブーツなどなら更に強力。

そうやって我妻との距離をとりつつ、彼の顎を狙って掌底突き二連打!

顎を狙うのは、そこが一番脳に振動を与えやすく、ダメージを与え、意識を奪いやすいからだ。

要所要所で的確な攻撃を無駄なく放ってくる。

耕介が只の探偵でない事を、我妻は認識しつつあった。

だが。

「ほぅっ!」

掌底の引きが遅い為、耕介は再び我妻の肝臓打ちを叩き込まれる!

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