Tokyo Dark Side
ゆっくりと振り返る象男。

「また1人…神に刃向かう愚者か」

言うなり、象男は巨拳でバックハンドブロー!

窓越しの一撃に、ガラス片が飛び散る!

倉本は咄嗟に飛び退いて、ガラス片と拳を回避した。

「倉本さん、俺も…!」

耕介が外に出ようとするが。

「駄目だ、蓮杖!お前は雛罌粟さんを連れて逃げろ!」

象男の注意を引きつつ、倉本が叫ぶ。

「生贄を逃がしはせん」

すぐに雛罌粟の方に向き直ろうとする象男。

倉本はその後頭部に向かってショットガンを発砲!

だが。

「!!」

金属音と共に、象男の頭部はスラッグ弾を弾き返した。

「防弾処理を施してあるのか…!」

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