Tokyo Dark Side
「そのような玩具で、神の身に傷は付けられん」

倉本を無視し、雛罌粟を追おうとする象男。

倉本は象男の正面に回り込み、その鳩尾に拳を叩き込む!

凶器とまで言われた倉本の正拳突き。

しかし、象男の強靱な筋肉は正拳突きを受けても、僅かに後退する程度でしかない。

逆に反撃の平手打ち!

「ぐぅっ!」

素早くガードしたものの、倉本の体が横っ飛びに吹っ飛ばされた。

信じられない腕力。

人1人を片手で吹き飛ばすとは、とてつもない力だ。

「あくまで邪魔するのであれば…」

ギシリと。

象男の拳が握り締められる。

「お前も神の鉄槌の餌食となるがよい」

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