Tokyo Dark Side
直後。

「動くな」

松岡の背中に拳銃が突きつけられた。

立っていたのは永瀬 恭一。

気配を消し、影となり、巽らと共にマークしていたのだ。

「俺らをマークしてるって事は、公安かよ」

「……」

「極秘部署って噂の、外事四課か?」

「……」

「警視庁公安部の人間は、何も答えてくれない恥ずかしがり屋さんって話は本当なんだなぁ」

嘲笑う松岡の言葉を無視して。

「松岡 雄作。逮捕させてもらう。ゆっくりとこちらを向け」

言い放つ永瀬。

外事四課の捜査員にかかれば、さしもの暗殺者も為す術なしか。

しかし。

「…っ…永瀬!」

巽が叫ぶ!

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