隣のアイツは多重人格
「じゃ…あなたの人格が記憶人格操作ってどういうこと?」
って私何言ってんの……まさかコイツの言う事信じてんのか?……
「普通、基本人格あ、本当の間嶋拓人は他の人格に入れ替わっている時は睡眠状態に入っている。
だから、他の人格がした事など記憶に残らないてわけ。でも他の人格達はした事全て記憶に入っている。」
え……て事はキスしたのは違う人格だったって事か……
「基本人格は自分が『多重人格』だと気付いてる。でも、どんな感じの人格がいるか分からない。」
「それで私に近づくなとか言ってたのか……え?でも人格ってどんな時に入れ替わるの!?」
「…人と目が合った瞬間だその瞬間人格が入れ替わる。でも、どの人格が入れ替わるのか予備動作が一つだけ確認できる。」
「え?」
「それは瞳の色だ。」
「ぶつかった時に黄色をしていたのは……予備動作だったんだ……」
「だが、瞳の色が映し出されないと人格が変われない。それに色によって出てくる人格が違うわけだ。まぁあいつらはそんな事知らないけどな」
一通り話し終わると記憶操作人格はにやりと笑った。
「な、何であなたはそんな所まで知ってんの?」
ドクンッ