狼少女と初恋ブルー

「双治。お風呂あいたよ」

「おう。じゃあ入って来るか」
双治が部屋から出て行くと、あたしはバックの中からケータイを取り出し、カメラにした。

双治の部屋を撮るのではなく、窓を開けてベランダに出た。

星が輝く空を、1枚、また1枚と撮っていた。

そういえば、双治もこういうの好きだったよね。


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