狼少女と初恋ブルー
「どうも、想嶌翡月です。えっと、鬼島夏乃さんと二宮双治くんで合ってるよね?」
『そーだけど』
こいつムカつく。
なんか頭の良い子で秀才君みたいな感じがする。
実際、頭人並みにいいけど。
「夏乃、今日一緒に帰んない?ダブルデートみたいにさぁ」
「ごめん。今日は無理…あっ」
あたしの「あっ」に、感ずいたのか双治が話し始めた。
「こいつ等も入れちゃえば?モデルやんない?俺らと、一緒にさ。時給1500円で」
「やってみたい!!あたし前からモデルやんのが夢だったから」
『じゃ、決定♪』