歪な塔の人
二人して頭が
おかしいのはわかってる。
だから出会った時にはもう
好きになっていたし、
彼女の恐怖や不快も理解できる。
境本が例え堪らなく
死にたいなら止めない。
怖いなら助けてあげる。
けれどそのきめ細やかな肌に
赤い痕がいくつも残って
痛くて痛くて血が沢山流れたとき
俺は歓喜に満ちてその血を舐める。
好きなんだ。
傷痕と血が。
彼女が死ぬことを望む
異常者であるように
俺は綺麗なものが壊れていくのを
見ていたい変態なんだ。
おかしいのはわかってる。
だから出会った時にはもう
好きになっていたし、
彼女の恐怖や不快も理解できる。
境本が例え堪らなく
死にたいなら止めない。
怖いなら助けてあげる。
けれどそのきめ細やかな肌に
赤い痕がいくつも残って
痛くて痛くて血が沢山流れたとき
俺は歓喜に満ちてその血を舐める。
好きなんだ。
傷痕と血が。
彼女が死ぬことを望む
異常者であるように
俺は綺麗なものが壊れていくのを
見ていたい変態なんだ。