全てをくれたあなたに

『ルナ、ご飯だよ〜』




呼び掛けると嬉しそうによってくるルナ。







トレイの上に並べて差し出す。





ルナが食べている間に器を取り出し、ルナ用の水を入れる。





それをルナが食べている鶏肉のトレイの横に並べて置くと着替えた龍二が来た。






「真白、行くぞ。」





『うん、じゃあルナ食べててね。』






そう言い残して食堂に向かった。






食堂に入るともう既に組員が集まっていて、私を見るとオドオドと挙動不審になる人が何人かいた。





私と龍二が座るのを確認するといつもと同じく仁が挨拶をする。





そうして食べ終わった後食堂で食休みをしていると、





「真白、龍二と共に俺の部屋に来てくれ。
真白のこれからについて大事な話がある。」






『大事な、話?
・・・分かった、龍二行こう。』





「あぁ。」
< 119 / 167 >

この作品をシェア

pagetop