ヤンデレ~禁断恋愛~
番外編★純愛★海月真夏
くらげまなつ。

私の名前です。名字はかわいくてなんか好きです。でも、名前は好きではありません。

私は冬生まれです。ネクラです。

真夏、太陽とは程遠い影です。

どうしても、名前は好きになれません。

私は、影子が似合っているのです。


「フユミ~!おはよー(^^)」

「鈴!おはよう!」

私のあだ名は『フユミ』です。だって、冬生まれなので。

「え」

「ふぇっ!?」

「お前ってフユミって言うのか?」

「えっと、あだ名が。」

「だよな!真夏、だろ?フユミより真夏の方がいいと思うけどな。」

このかたは、七瀬みどりです。みんなの人気者で到底私などは眼中にないでしょう。…私は好きです。

恋してしまったんです、去年の学祭から。

**一年前の回想**

「フユミ~!そこの絵の具取って!」

「赤と緑、どっちにする~?」

「華子はどっちを求めてると思う?」

うーん?と首をかしげます。だって、森下華子の好きな色なんて分かりませんもん。

こういう質問が意外となぞなのです。
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