意地悪したいの。








「...生徒会、ですか?」


『うん。』



入学式が終わり、

校舎をフラフラしていると
ぐいっと手首を掴まれて。




振り返ると、そこにいたのは
私と大して身長の変わらない男の子。



『...突然ごめんね、』

焦ったように長いまつげを
上下させた彼は、









.




.






.

『生徒会、入ってみない?』









.


縋るように私を

見つめて、そう言った。
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