あの日、描いた幸せを。
大山南高校に通う私は

この春2年生になった、

坂口 梓穂(サカグチアズホ)と申しますっ!




「あんたにやけちゃってどうしたの?

とうとう妄想はじめた?」



と、毒舌を吐く彼女は

種田 真尋(タネダマヒロ)っていう完璧少女。


あ、毒舌を抜いたらね。



「なんかいったかな??」



『ひぃっ!

な、なんでもありましぇん、、、』




才色兼備で生徒会もやっちゃってる一見優等生だけど、



「まあまあ真尋、あずちゃんが可哀想だろ?

お前みたいに強くねーんだから」




と、フォローしてるのかしてないのかよく分からない発言をする彼、

甲斐 愁里(カイシュウリ)くんと付き合っているから。



茶髪にピアス、着崩した制服となかなか校則違反なことをしている愁里くんだけど、根はとっても優しい、はず。




「梓穂はちっせーもんな?」




『う、うるさいっ!』



一番むかつくこいつ。

一番大好きなこいつ。



こいつの名前は榊 奈津(サカキナツ)。



付き合って、もうすぐ1年だ。




1年の時から同じクラスだった私たちは、自然と一緒に行動するようになった。



毎日が楽しくて、キラキラしてる。



けどね?




〈まだ一緒にいるよあの子、、、(ヒソヒソ〉



《ほんとだ、真尋ちゃんたちもなんで突き放さないんだろうね?(ヒソヒソ》




光には必ず影ができるでしょ?





ちょっとだけ、影に怯える日々。
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