無垢なメイドはクールな彼に溺愛される
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「警備員さんね、
崎田さんから別の人に変わるんだってー」
「あら、そうなんですか」
崎田がユキに交際を申し込むために辞めるという話は、もちろん内々の話である。
仁も相手が遥人だから言ったことであり、聞かなかったことにしている桐谷遥人は
真優に崎田が交代する理由までは言わなかった。
「今度の人は近くに住んでるベテランさんだって」
「崎田さんは優秀な方なんですもんね、
きっと引く手数多なんでしょう
まあでも次の方も遥人さまが了解してくださった方なんですし
安心ですよ」
ユキに髪を整えてもらいながら女性雑誌を開いていた真優は
「あ、LaLaさんだ
相変わらず綺麗だなぁ」 と、しげしげと溜め息をついた。
「あ!」