無垢なメイドはクールな彼に溺愛される
「お嬢さま、この前友達の陽菜乃とLaLaさんを見かけた時
これこれ、LaLaさんがこの人と一緒にいるところを見たんですよ
この写真だと眼鏡をかけてないですけど、眼鏡をかけていて……」
どれどれとスマートフォンを覗いた真優は
「ん??」 と、覗きこむ。
「ご存じの方じゃないんですか?
この相手の男性」
「うーん 生徒会長かなぁ?
なんか雰囲気違うけど、でもメガネをかけてるとしたら……
洸さんとか一緒じゃなかった?」
「ええ……あの、その生徒会長っていうのは」
「西園寺洸さんの秘書だよ 鈴木翼さん」
鈴木!? そう聞いてユキの心臓と呼吸は止まりそうなほど驚いた。