無垢なメイドはクールな彼に溺愛される
その頃ユキは……
――あぁ……
どうしたらいいんだろう、と頭を抱えていた。
ため息の先にあるのは宙のブログ『夢幻泡影』
更新はしばらく止まったままだ。
もしかしたらLaLaとの事は一方的な勘違いだったという可能性が出てきた今、
このままでいいのか?
それとも本人に確認すべきなのか ……。
迷うだけで答えが見れないところに、
RRR RRR と青木家の電話が鳴り、出てみると崎田からの電話だった。
「明後日ですか?」
『少しでいいんです、お話したいことが』