春恋
第3章狂い始めた歯車
それからも亮とあたしは時々会っては、愛をはぐくんでいた


そして咲希と真里は無事2年生になった

菜々子先輩も卒業し、新しい学校生活が始まろうとしていた




あたしたちの学校は2・3年生が一緒でこの頃にはクラス替えがあった。


「めっちゃ緊張する!ねぇ咲希~クラス離れても仲良くしてよね!!」

「あったりまえじゃん!!!!!てか絶対同じクラスじゃないと嫌だ~!」

友達の少ないあたしは、他の誰よりも緊張していた。



1組12番…岡本咲希
「あった~!!咲希のあったよ!!!」
「嘘!?真里は??!!!」



6組22番…佐々木真里


「あたし6組じゃん!!遠いよ~…。」

――まじで最悪――

クラスに行ってみても友達誰1人いない。


1年生のクラスは
結構暗い子多かったから、あまり話さなかった。男子も、亮しか興味なかったから特別仲良くもしなかった。


とりあえず1人で席に着く



「咲希~!!」
真里だ!

「まじで6組最悪。誰も喋んないの!オタクばっかりって感じ。」



よかった。真里も同じか



「真里~あたしもだよ~~。」

って二人で叫んでる時に1人の女の子が話しかけてきた。


「あの~友達になんない?」

茶髪でメイクばっちりで可愛い子だった。


こんな子いたっけ。

「うち、長澤えりか!前クラス遠かったからあたしの存在しらないでしょ?でもうちは、2人の事可愛いなぁって見てたんだよ♪」



「そうなんだっ♪よろしく~!!あたし佐々木真里。」

「あたしは岡本咲希!よろしくね♪同じクラスだね!」

「うん♪よろしく!」

キ-ンコンカ-ンコ-ン



「あっあたしクラス戻んないと!あたしわ6組なの。ぢゃあね!あとでね!」





よかった。友達できて
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