春恋

悪夢の始まり

記念日の日

あたしは久しぶりに亮に会えるのが楽しみで、いつもより早く起きた。

メールがきてる
亮だ~♪

「ごめん。今日急にバイト入った。今度埋め合わせするから」



――何で?――
休みって言ったじゃん。


会いたかったのに



楽しみにしてたのに


亮にたくさん甘えたかったのに



バイト断ってほしかった


記念日なんだよ?


なんか急にせつなくなった


寂しさを紛らわすために、えりかに電話した。


「えりか~。今日記念日だったのに、亮バイト入ったって断れた。」


「嘘~!ぢゃあこれからカラオケいかない?ストレス発散♪タツヤも今日仕事だから、あたし暇なの。」


タツヤとはえりかが付き合ってる21才の彼氏。
かっこよくて優しい素敵な人。

で、急遽カラオケに行く事になった。
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