瑠璃色の姫君
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これからどうする、という話になったので、僕はシュトラントの方向に向かうとこの場にいる皆に言った。
フリュイは「バベルに付いていく」と言うので、フリュイとの旅は続行となった。
「じゃあ、レティシアと会えたら連絡するな。カーラに会えて良かった、ありがとう」
「勿体無いお言葉ありがとうございます。王女様とバベル様がお会いできることを願います。ご連絡待ってますね」
カーラは、ジーノを闇市から救出してプラネタリウムまで返してあげたいらしい。
人のいい子だ。
それから、プラネタリウムの前に止めてある馬車であのおばさんの元へ帰るようだ。
「バベル王子、道中お気をつけて」
「色々ありがとう、アドルフ」
「いえ、こちらこそ。お会いできて嬉しかったです。結婚式、呼んでくださいね」
「もちろん。気が早いけどね」
アドルフは、カーラをおばさんの元へ送り届けて、オリーヴェン城に戻り集団ピーコックの報告をしに行くらしい。
それぞれが、一度自分の目的を果たしにまた新たに進む。
それを笑顔で送り出せるのは、また会えるとこの空の下で繋がっていると、わかっているからだ。
「またな!」
さあ、行こう。
レティシアに会いに。
目的を果たすために。