極妻
まさか私が極道なんて…ハードル高すぎます
< 6 / 6 >
この作家の他の作品
表紙を見る
「死ぬなんて勿体無いわ。
生きる意味が無いのなら、私の為に生きて」
気紛れに死に損ないを助けた“悪魔”。
「何処に寄り道してもいいよ。
最終的に自分から俺の元に戻ってくるならね」
狂喜に微笑む“死神”。
「僕に恋愛っていう概念はないんだ。
あるのはただ破壊衝動と殺戮衝動だけ」
本能の赴くままに動きし“破壊神”。
「ギャハハハハハハ!!俺を殺す?殺してみろよ!
待ってるぜぇ!!」
人間(害悪)を見下し哄笑する“怪物”。
「眠い……。
でも……、人、殺したい」
人殺しを幼き時より強要されてきた“魔物”。
「ふふ……、もっと痛みつけてあげましょうか。
もっと……もっと絶望に染まった顔を見せてちょうだい」
生粋のサディストにして催眠術使いの“女帝”。
「……俺達はななの駒であることに誇りを持っている。
余計な詮索はするな。……殺すぞ」
ナイトの役目も担っている“飼い慣らされた野獣”。
「俺のことが好き?
………俺もだよ」
本音を隠すことが上手い詐欺師。
「膝まずきなさい。
……この下等なゲスが」
「近寄らないで……。
お前に関する個人情報や周囲の全ての人のデータをネットにアップして拡散するから………」
大切な者を守る為なら自身を蔑ろにすることさえ厭わない悲しき宿命を背負った双子。
「お願いしますっ!お姉ちゃんに会わせて下さいっ!
あの日のこと、謝りたいんです……!」
真実を知った少女は涙を流し、
「ごめんね……ごめん……」
全てを悟った少女は懺悔した。
そして。
「なな様の仰せのままに」
悪魔と共に事の成り行きを見届けた“奴隷”はそれでも尚頭を垂れる。
運命の歯車が狂い始めた。
“フリークス”が全員揃ったとき、
全ての秘密が、明かされる――――――――。
表紙を見る
だんだん薄暗くなる真夏の夜。
私は特に恐怖もなく空を飛んだ。
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…