先生の彼女です。

翔琉side

あれから一週間



咲の熱も下がって元気になってきた


精神状態も安定していて過呼吸もなし




「翔琉ー?」



「ん?」




「…好きぃ」



「はは。俺も。大好き」




なぜか最近ものすごく甘えたな咲





というか不安なのかな……?


俺が離れていくとか考えてたりな…






「翔琉明日お仕事?」



「うん。仕事」




「そっか……」





「咲学校どうする?

もうそろそろ行けるけど……」




テレビに目をやりながらそう聞く





「体調も安定してるし。

いつでも行けるよ?」






そう言ってもなかなか返事が返って来なくて咲のいるダイニングテーブルに目をやると心臓のあたりに手を置きながら少し呼吸を荒くしていた





「どうした?」




俺は立ち上がって先に近づく





顔色も悪いみたい






「咲?」



「ハァ……ハァ…ハァ」




「咲どうした。さーき」




「な、んでもないよ…」





「何でもなくないだろ?」





「何でもないよ‼︎」






いきなり立ち上がって階段を登る咲





「咲!」





呼んでも足を止めないで二階に行く






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