先生の彼女です。
「ナイシュー!」




結局私は体育に参加することにした



バカにされたくないし……




でもあんまり動くと苦しくなるからほどほどに。





体育館の反対側のコートでは男子がバレーボールをしている





こうちゃんは大活躍……





「はぁ……」



私もあんなに強ければな





そんなことを考えているうちに得点はどんどん動いていって次は私たちのチームが試合に出る番




「蒼井さん足引っ張らないでよね?」



「ほんっと邪魔なんだから」





うっすら目に涙がにじむ



私だって小学生の時まではミニバスをしてて県で選抜に選ばれるくらい頑張ってた



なのに……


なんでこうなったの……




「泣いてんの?うっざー」


「お前の味方なんていないよ?」





悔しいよ……





「私だって……」



「なに?」




「私だってできるよ‼︎」






私はボールカゴに入っていたボールを手に取る





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