One Heart
どうして神様はこんなにも不公平なのだろう……。


「お姉っ!!お姉ってば!!聞いてるっ??」


「え?!あ、うん。」


やっと妹に呼ばれていたことを思い出した。


「まったくもう!!お姉はいっつも上の空だね(笑)まぁそこが可愛いんだけどさっ♪」


「―――っ!!あ、亜維に言われても信じられないっ!!」


普段可愛いなんて言われなれていないあたしは、つい噛んでしまった。


「はいはい♪で??結局服どれなの~??」



「え??なんであたし??自分で選べばいいじゃん。」


「だってお姉の服のコーデセンスいいんだもん☆可愛い服いっぱい持ってるし!!」
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