One Heart
「それ、勢いで買っちゃったんだよね…。あたし、着てく機会ないから亜維もらってよ。」


あたしが着るより、亜維に着てもらった方が、服も幸せだよね。



「そんな事言うなら、違う服にする!!この服、お姉のイメージにぴったりなのに…。ぜったい似合うって!」


「そ、そう…?なら亜維が着てから着るね。あたし、亜維にこの服着てってほしいもん。」


「うん、そのつもり(笑)。彼氏がマヂ好きそうな服だしねっ!ありがたく着させていただきまーす☆」


「よかった!あっ、もうこんな時間じゃん。そろそろ寝ないと!」


ふと時計を見ると、時計の針は0時を指していた。
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