One Heart
あたしがそう言うと、亜維も時計の方を見た。

「やっば!明日、くまできちゃうっ!!じゃあお姉っ、これ借りてくね~♪ほんでもっておやすみっ☆」


「デート楽しんできてね~☆おやすみ~。」


そう言った後、あくびがでた。

毎晩、携帯小説を読んでから寝るのが、あたしの習慣だが今日はそろそろ寝ないとやばい。


明日は土曜日。

普通なら休みだが、あたしの高校は進学校で、毎週土曜には補習がある。昼からはあたしの入ってる、家庭部もある。



亜維は、部活は休みらしい。


彼氏とデート……か。


あたしが体験するのは、たぶんずっと先だろうな………


そう思っているうちに、眠ってしまっていた。


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