図書室の女神様
華side


李音は行ったからもう笑顔は消そーと

私は無表情で目の前にいる馬鹿達に言った

「図書室から見える範囲で今日みたいなことあると困るの。だから、虐められるなら見えない場所でやられなさい。」


「えっ、え・・」
意味が分かっていない馬鹿な姫樣


「さっきから何様だよっ!
桃華が虐められてんの知ってんなら助けろよっ!!それでも、人かよ?!」

こちらの猿いや塵でいいか・・も馬鹿だわ

「何か勘違いしていない?
好きであんた達の姫になったやつを何故私が助ける必要がある?
まず、私はそいつとは初対面だ。知らないやつを・・李音以外のやつを助けるなんて私はしないわよ」

私がそう言い放つと何も言い返さない二人



タッタッタッター

「拓真!!桃華いたか?!」


あらら、めんどくさいの全員ご登場かしら?


「お前・・誰だ?」
鳳凰の総長、鳴海 愛斗が聞いてきた


・・・ふっ
「人に聞く前に自分から言うのが礼儀でしょう」

私がそういうと「悪い」と謝る鳴海
その両隣から鋭い視線が・・

右から順に
副総長の鏡 洋介
参謀長の鍵山 瑞希
同じく参謀の日向 雅人
親衛隊長の宮本 楓
特攻隊長の山川 拓真


はぁ~かったるい連中


「まぁ、私は心のひろーい人だから教えてあげる♪

私は群青 華よ。


そうそう、今後図書室から見える場所でそこのお姫様虐め起こさないでね?
「図書室の女神」が怒っちゃうから煩い奴等全員お仕置きしなきゃいけないからさ、今日はお姫様には辞めといたけど次はないからね♪」



そう言うと皆さん目がおっきくなっちゃってましたね


「図書室の女神が・・ですか?」
鏡 洋介がポツリと言った

「可愛い子ちゃんはもしかして・・女神の番犬か?」
日向雅人が聞いてきた

「番犬じゃないけど女神の仔犬?ってところかしら?
ま、そんなの置いといて多分次は番犬が来ちゃうんじゃない?
って、ことでよろしく」

私はそういってこの場を立ち去った


愛side end



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