水瀬先輩 (仮)



「あ、あー……、ちょっと痛い、かな?」


「は?マジで?」


「う、うん。でも、ちょっとだよ…?寝れば治るよ!」


「傷とか残ったらどーすんだよ」



そう言うと、健は私の頭をポンポンってなでてきて…



「痛くなったら、ちゃんと俺に言えよ?」


「うん……」



頭を撫でられた時、健と自分の身長差を改めて実感した。


いつの間に、こんな伸びてたの?こんな男になってたんだっけ?


よく見ると、健の手は大きかった。


< 17 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop