水瀬先輩 (仮)
「あ、あー……、ちょっと痛い、かな?」
「は?マジで?」
「う、うん。でも、ちょっとだよ…?寝れば治るよ!」
「傷とか残ったらどーすんだよ」
そう言うと、健は私の頭をポンポンってなでてきて…
「痛くなったら、ちゃんと俺に言えよ?」
「うん……」
頭を撫でられた時、健と自分の身長差を改めて実感した。
いつの間に、こんな伸びてたの?こんな男になってたんだっけ?
よく見ると、健の手は大きかった。