チェロ弾きの上司。

あたしは席に座り、水筒のお茶を飲んだ。

はぁぁー。恥ずかしかったー。

絶対音感。
音をきくと、ドレミファソラシ(半音階含め)どれかわかるという能力。

さっきの指摘は、本来ホ長調のメロディをト長調で歌ったと言われたのです。この場合、歌い出しの音が違うってニュアンス。

オケでも、コンマスの三神さんはじめ、小さい頃から西洋音楽習ってた人は、この能力を持ってる人がいる。
持ってないあたしからしたら、超能力みたいだ。

さっきの人も、音階の呼び方からして音楽経験者なんだろう。
ドイツ語読みしてたもんね。
G-durは、ゲードゥア。
E-durは、エードゥア。アルファベットでイーと書いて、エーと読む。ややこしい。ちなみに、Aはアー。

ともあれ、結論。
やっぱり、いくらいいことがあっても、家の外で鼻歌は歌わない方がいいってことだ。



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