チェロ弾きの上司。
ガチャン!
和歌子さんがあたしたちのテーブルにお茶のお盆を置いたところだった。少し上から勢いよく置いてしまったみたい。
顔を赤くして、照れ笑いをなさってる。
「失礼しました〜。あたしもまだまだ修行が足りないわぁ。お邪魔しました。どうぞ続けて?」
……聞かれてた。恥ずかしい。
ごはんを食べ終わりそうな頃。
ガラガラと引き戸が開く音がして。
振り返ると、三神さんと、女の人!
わっ、三神さん黒縁メガネかけてる!
ちょっと、いや、結構萌える!
そして。
うわぁ。彼女さんだー!
きりっとした感じの、美人さん。
少し変わったデザインのオシャレなスーツを着てる。
お二人はあたし達の方に来てくれて、三神さんが、
「こちら、僕の彼女」
と紹介してくれた。
彼女さんは少しはにかんで会釈する。
きゃー‼︎
笑うとキリっとした雰囲気がガラっと変わって、かわいい……!
素敵カップルっ!
「綾乃、こっちはシェヘラザードでチェロのトップだった奴。僕の大学の同期」
綾乃さんっていうんだ!
「で、こちらが、シェヘラザードでファーストのトップサイドだった子。僕と同じヴァイオリン教室に通ってた」
あたしはぺこりと頭を下げる。
綾乃さんもお辞儀を返してくれた。
和歌子さんがあたしたちのテーブルにお茶のお盆を置いたところだった。少し上から勢いよく置いてしまったみたい。
顔を赤くして、照れ笑いをなさってる。
「失礼しました〜。あたしもまだまだ修行が足りないわぁ。お邪魔しました。どうぞ続けて?」
……聞かれてた。恥ずかしい。
ごはんを食べ終わりそうな頃。
ガラガラと引き戸が開く音がして。
振り返ると、三神さんと、女の人!
わっ、三神さん黒縁メガネかけてる!
ちょっと、いや、結構萌える!
そして。
うわぁ。彼女さんだー!
きりっとした感じの、美人さん。
少し変わったデザインのオシャレなスーツを着てる。
お二人はあたし達の方に来てくれて、三神さんが、
「こちら、僕の彼女」
と紹介してくれた。
彼女さんは少しはにかんで会釈する。
きゃー‼︎
笑うとキリっとした雰囲気がガラっと変わって、かわいい……!
素敵カップルっ!
「綾乃、こっちはシェヘラザードでチェロのトップだった奴。僕の大学の同期」
綾乃さんっていうんだ!
「で、こちらが、シェヘラザードでファーストのトップサイドだった子。僕と同じヴァイオリン教室に通ってた」
あたしはぺこりと頭を下げる。
綾乃さんもお辞儀を返してくれた。